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糖尿病腎症(糖尿病から腎臓を守るために) |
糖尿病性腎症は網膜症、神経障害とともに糖尿病の細小血管障害による三大合併症の一つです。糖尿病の人は腎臓が悪くなりやすく、誰でも糖尿病の人は腎症になる可能性があります。透析が必要になる腎臓病の原因の1位は糖尿病腎症です |
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糖尿病性腎症になるとどうなるの? |
腎臓は下に示すような体にとって重要なたくさんの働きを担っています。糖尿病性腎症が進行してゆくと、これらの腎機能が徐々に低下してしまいます。 |
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糖尿病性腎症の症状 |
初期の腎症ではほとんど自覚症状もなく、異変を感じた時には、かなり腎症が進行してしまっている事が多いです。 |
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腎症を早く見つけるには? |
定期的に微量アルブミン尿を測定することにより早期に腎症と診断することができます。腎臓には糸球体という毛細血管の集まった組織が無数にあり、血液をろ過して、老廃物を尿へと排泄します。糖尿病性腎症になると、糸球体の機能が低下して、老廃物だけでなく、必要なたんぱく質も排泄されてしまいます。糖尿病性腎症が進行すると、糸球体が傷ついて減少し、老廃物が出にくくなります。 |
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糖尿病性腎症はどのように進行するのでしょうか? |
下に示すように糖尿病腎症は第1期から第5期まで分類されます。なるべく早く適切な治療が大切です。透析導入の原因で糖尿病性腎症が1位になっており、透析が必要になる患者さんが増加しています。アルブミン尿を改善することにより、末期の腎不全に進行する危険性が減少します。 |
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アルブミン尿のある人はどのくらいいますか? |
約糖尿病患者の30%と考えられます。 |
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アルブミン尿の出やすい人はどのような人ですか? |
もともと遺伝的に腎臓が悪くなりやすい人がいるのかもしれませんが、下に示した素因のある人は腎症が起こったり、進みやすいと言われています。従って血糖値の管理を良好に保つことは最も基本となるものです。血糖値のほかは血圧の管理血清脂質の管理をしっかりすることです。また体重の管理(肥満にならぬこと)、禁煙も大切です。注意すべきことをしたに示しました。薬も指示に従って服用することが重要です。 |
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