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米国、欧州、ラテンアメリカ肝臓病学会にて、脂肪肝(脂肪性肝疾患)SteatoticLiver disease(SLD)の名称が変更されました。従来非アルコ-ル性肝疾患NAFLDがMASLD(metabolic
dysfunction associated steatotic liver diseae)アルコ-ル20/30g/ dayに非アルコ-ル性脂肪肝炎NASHがMASH(metabolic
dysfunction associated steatohepatitis)に呼称が変更されました。他定義的に、アルコ-ル摂取量20/30gから50/60g/dayでMASLDのグループはMASLD
and increased alchol intake (met ALD) アルコ-ル摂取量が50/60g/dayを超えるグループはALD(alcohl
associated liver disease)と定義されました。このようにアルコ-ル摂取を基準に3のグル-プに分類されることとなりました。 *女/男アルコ-ル摂取量/日日本語訳では
MASLD代謝機能障害関連脂肪性肝疾患
MASH代謝機能障害関連脂肪肝炎
MetALD代謝機能障害関連脂肪肝炎
ALDアルコ-ル関連肝疾患
日本でも欧米と同様の定義を採用しています。 |
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MASLDの診断 |
MASLDの診断は脂肪肝の原因となる他の肝疾患の除外に基づき飲酒量を男性30g/日未満女性20g/日未満と定義され、2023の6月のjournalof
hepatologyでは脂肪性肝疾患(fatty liver disease )はsteatotic liver diseaseに統一されることが記載され、上記のように名称が変更されることとなりました。MASLDでは下記の心代謝系危険因子の存在が5項目中で1項目以上を満たすことが必須で下記に心代謝系危険因子を示します。 |
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奈良宣言2023 |
ウイルス肝炎に対する抗ウイルス薬治療は肝疾患の疾病構造を大きく変化させ、肝硬変、肝臓癌もこれを克服するには飲酒、肥満、生活習慣を基盤賭した非ウイルス疾患への対策が重要な課題になり日本肝臓病学会は2023年6月に奈良宣言が発表されました。下記の通りです。 |
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