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睡眠時無呼吸症候群(SAS)があると深い良質な睡眠がとれなかったり、睡眠中に酸素不足を引き起こし、低酸素血症の状態になります。すると本来なら休んでいるはずの交感神経が亢進してしまい、睡眠中にもかかわらず、身体は運動したり興奮したりしているような状態です。それによって、血圧や血糖値が一日を通して、上がりやすい状態となり、血管や心臓にも負担がかかることとなります。この様な理由から、様々な疾患の合併につながるものと思われます。 |
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SASと糖尿病の関連のメカニズムについて |
SASは睡眠の分断化や間欠的な低酸素血症を引き起こします。それにより交感神経の活性化、酸化ストレス、炎症反応、体内の生理活性物質(コルチゾ-ル、アディポカイン等)への影響が起こり、それが2型糖尿病発現や増悪に関わると考えられます。 |
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SASと生活習慣病の治療 |
SASと生活習慣病治療どちらも治療することが必要です。
SASの検査治療の流れについて解説します。最初に自宅で簡単に行える検査夜中の呼吸状態を調べます。さらに詳しい検査が必要な場合は、入院して脳波や心電図を測り睡眠の質を測定します。そこでSASと診断された場合は、様々な治療を行います。歯科装具や外科的治療等のほか、中等症以上では、内科的治療法あるCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)が広く行われています。 |
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SASの治療のメリット |
SASの治療により深い良質な睡眠得られ、いびきの改善、昼間の眠気や疲労感がなくなり,集中力が高まると感じる人も多くなります。さらに睡眠中に交感神経がしっかり休んで、不必要な血圧上昇や、血糖値の上昇も起こしにくくなります。したがって糖尿病の合併を防ぐことにつながります。何よりも重要なことは、SASの治療により身体をあるべき状態に戻して交感神経の緊張を緩和することであると考えられます。SASの自覚症状、兆候のセルフチェックを示します。ただしSASの診断を示すものではありません。
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