大阪府藤井寺市 池田医院 内科・胃腸科・循環器科・小児科・皮膚科・糖尿病専門外来・胃がん、大腸がん検診・往診・在宅医療

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池田医院のよく見られる疾患について
LH比に着目して動脈硬化を防ぐ
先日新聞の広告で上記のコレステロ-ルのトピックスが掲載され、多くの人の反響を呼びました。今回はその要約を示しました。
動脈硬化の起こり方(動脈硬化を進行させる原因)
動脈硬化は、血液の流れが悪くなり、血管が詰まる病気です。症状が突然出るまで前兆もなく、進行すると心筋梗塞・脳梗塞や足の太い血管に起こる閉塞性動脈硬化症になります。以前動脈硬化は血管がだんだん狭くなり、ついに完全にふさがった時に心筋梗塞などになると考えられました。ところがこの20年の間にそれは間違いであることがわかりました。血管内のコレステロ-ルの塊「プラ-ク」に傷がつくと、出血したと勘違いし、血液を固めて出血を止めようとします。(図1)動脈硬化の程度が2~3割であっても急速に血液の流れが悪くなり、心筋梗塞や脳梗塞になることがあるため、進行した状態と考えねばなりません。7割強はこのように発症します。動脈硬化の原因には「喫煙」や「糖尿病」「高血圧」等があります。これらは、血管壁に刺激を与え続けます。最も動脈硬化を進行させるのは、「脂質異常症」(以前高コレステロ-ル血症)です。そもそもコレステロ-ルは私たちの体を作るために必要なものです。コレステロ-ルを、血液を介して体の隅々まで運ぶのが、蛋白質の一種であるLDLとHDLです。LDLは肝臓で作られたコレステロ-ルを運び、それが多くなると血管壁にコレステロ-ルが蓄積されてプラークとなります。一方、HDLはプラ-クからコレステロ-ルを引き抜き、肝臓に戻します。これらのバランスが悪くなると、プラ-クが大きくなり動脈硬化が進行するのです。動脈硬化を進行させぬように適度の運動と禁煙、食事改善が大事です。生活習慣だけでコントロ-ルできぬ場合はLDL-コレステロ-ル(悪玉)をさげて、HDLコレステロール(善玉)を上げる薬も必要です。
悪玉と善玉の比率「LH比」に注目
現在、日本人の平均寿命は、男性が79歳、女性が86歳を越えています。一方「平均寿命』と元気でいられる『健康寿命」との差が、男性で約6年、女性で約8年あります。健康寿命を短くしている大きな原因として、動脈硬化があります。寝たきりになる人の3割以上は脳血管疾患 によるものです。 動脈硬化を抑制できれば、健康寿命が延びる可能性があります。一度心筋梗塞を起こした人でも、LDLコレステロ-ル(悪玉)とHDLコレステロ-ル(善玉)の比率である「LH比」を改善すれば動脈硬化が縮小することがわかっています。LH比はLDLコレステロ-ル(悪玉)の値をHDLコレステロ-ル(善玉)の値で割ったものです。(図2)「脂質異常症(図3)」の人はLH比2・0を、加えて動脈硬化の 危険因子のある人は、1・5以下を目標にすることが勧められています。(図4)脂質異常症のない人でも、糖尿病や高血圧と診断されたことのある人はそうでない人に比べて動脈硬化が進みやすい ので、LH比を2・0を目安にするのがよいといわれています。LH比を管理するために、薬が必要な場合もあり最も多く使われているスタチン系のストロングタイプ、強力に悪玉コレステロ-ルを下げ 善玉コレステロ-ルを上げる薬があります。健康診断で血液検査を定期的受けることが大切で脂質異常が3割近い人に見つかると言われています。血液検査を受ければ、LH比は簡単に計算できるのでまたチェックしてください。合わせて脂質異常症の項も参照してください。動脈硬化には症状がないので、検査で早く見つけることが重要です。

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