逆流性食道炎 |
食べすぎ、飲みすぎで胸やけを起こす人は少なくありません。
しかし胸やけがたびたび起こるようなら、逆流性食道炎という病気の疑いがあります。
逆流性食道炎はもともと欧米に多く、日本ではあまりなじみのない病気でした。しかし昨今の生活習慣の欧米化に伴い患者さんが激増しています。50~70才代の中高年に多く見られますが、20~30代の若い人にも予備群が多数おり今後さらに患者数が増加すると予想されます。
逆流性食道炎は再発をくり返すことが多い疾患ですが、生活習慣の改善と適正な治療薬の服用で症状のコントロールが可能です。 |
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GERD(逆流症) |
胃酸が食道へ逆流すると食道炎までにはならなくとも、胸やけなどの症状が出ることがあります。反対に食道炎になっていても症状がないこともあります。逆流のための胸やけあるいは食道炎のあるものを両方合わせて「逆流症」(GERD)と呼んでいます。炎症が見られないのに症状が続く非びらん性胃食道逆流症を特に(NERD)と呼びます。 |
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自覚症状 |
このような症状があれば、胃酸の逆流(GERD)が疑われます。 |
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問診票による胃酸逆流の評価(FSSG) |
診断及び治療経過中の効果確認のためのサポートツールです。 |
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発症のメカニズム及び診断(検査) |
健康な人でも胃酸が食道へ逆流することはあります。
逆流性食道炎(GERD)の患者さんでは、さまざまな原因によって胃と食道の間のバルブがゆるんで、逆流の回数が多くなったり、逆流している時間が長くなったりづるため、食道粘膜に炎症が起こりやすくなります。 |
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検査(確定診断)は本内科では鼻からの内視鏡を施行しています。
内視鏡検査で食道の粘膜を直接観察することができます。
⇒インフォメーション(エコー内視鏡新機種の導入)を参照して下さい。 |
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胸の痛みや食べ物がつかえるなどの症状は逆流性食道炎以外の消化器疾患、耳鼻科的疾患、心疾患などにもみられることがあります。単なる胸やけと片付けず気になる症状がある場合は、医師の診察を受けることが大切です。 |
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GERDの治療 |
治療のスタンダードを示しました。 |
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日常の生活注意 |
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