大阪府藤井寺市 池田医院 内科・胃腸科・循環器科・小児科・皮膚科・糖尿病専門外来・胃がん、大腸がん検診・往診・在宅医療

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池田医院のよく見られる疾患について
COPDという病気
COPDという病気をご存知でしょうか?COPDの患者さんは推定530万人以上いるといわれていますが、しかしその9割は病気にきずいていない!咳、痰、息切れといったありふれた症状で始まるので病気とは気付きにくい。COPDで亡くなる方は年間16000人以上男性死亡原因の7位です。COPDはゆっくりと進行し、知らない間に重症化してしまいます。

COPDの原因とメカニズム

COPDは主にタバコを吸うことで肺に炎症が起こり、下記に示す通り、肺胞、気管支、に器質的変化が進行して、自覚症状もいろいろでてきて最終的には呼吸不全に陥る病態です。

COPDと他の慢性疾患との関係

COPDは下図に示したように他の慢性疾患に悪影響を及ぼします。その原因として肺の炎症物質が血液で運ばれ全身に影響を及ぼすことも考えられ、またCOPDが進行して息が苦しくて家でじっとせざるをえなくなり、ほとんど動かなくなることも考えられます。

COPDの自然経過

下記に示すようにタバコに感受性のある患者さんは緩徐に病状が進行して70歳前には呼吸不全の状態になり、70歳代に死亡に至る方もあります。呼吸不全になると、程度によってはHOT(在宅酸素療法)を導入して労作時、安静時、酸素治療にて生活を維持せざるを得なくなることもあります。最も大事なことはできる限り早く禁煙すること です。比較的肺、気管支の器質的変化が軽度ならば、禁煙することによって健康な人の呼吸状態に近づくと言われています。しかし禁煙を勧めても現実的には、禁煙できない方が残念ながら多いように思われます。

COPDの診断(検査)

診断的には呼吸機能検査にて閉塞性障害が認められ、喫煙の既往歴があればCOPDが強く疑われ、さらに労作時の息切れとともに、酸素分圧の低下SpO2が90未満であれば、酸素療法の適応も考慮されます。

COPDの治療(薬物療法)

薬物療法はCOPD0治療において禁煙と同程度大事です。早期に薬物療法を開始することで病気の進行を抑えることができると考えられています。下記に投薬の説明を加えました。

日常生活にて気をつけること

下記に示しました。

自身のCOPDのアセスメント
COPDアセスメントテスト(下記)を用いて現在の状態を把握しましょう。今回はグラクソスミスクライン社の資料を使用しました。
http://copd-gooddays.jp/

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