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(動脈硬化の起こり方) |
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(動脈硬化の起こる場所と病気) |
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(予後) |
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(他の動脈硬化性疾患との合併) |
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(危険因子) |
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診断 |
診断としては気になる症状、家族や友人と一緒の速さでは歩けない、一定の距離を歩くと足が痛くなり、歩けなくなるが、しばらく休むと、た歩けるようになる。(間歇性跛行)等の問診が重要でいつからどのよう時にでるのか既往症、家族歴について確認します。仰向けに寝た状態で両足を上げ下げして左右の足の色の変化を調べます。(挙上下垂試験)動脈硬化で血液が流れにくくなっている足は、上げると蒼白になり、下げてしばらくすると赤みが増します。(視診)また足の脈拍を調べることで動脈硬化を確認します。(触診)症状の程度によって閉塞性動脈硬化症の進行段階がわかります。1度から4度まで段々重症化していきます。(fontaine分類)下記に示しました。 |
(間歇性跛行) |
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(挙上・下垂試験) |
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(脈拍の部位) |
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(フォンテン分類) |
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(潰瘍) |
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検査 |
血圧脈波検査装置に動脈の閉塞と硬化のようすが確認できます。両手、両足首の4箇所の血圧を同時に測定します。検査は痛みはありません。ABI(Ankle
Brachial Index)上腕と足首の血圧の比・足首と上腕の血圧を同時測定することで血管の狭窄の程度がわかります。足の動脈が詰まっているとABI値が低くなります。PWV(Pulse
Wave Velocity)脈波伝播速度・血管が硬い程、その速度は早くなります。ABIが0.9以下の場合、足の血流が悪くなっていると考えられます。血管撮影・血管に造影剤を注射してレントゲン撮影します。血管のどの部分がどのくらい狭くなったり詰まったりしているのかを、正確に確認することができます。 |
(ABI・PWV検査) |
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(血管撮影) |
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(ABIと血管撮影) |
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治療法 |
まず進行度に応じて治療法を決定します。運動療法・基本は歩くことです。歩くことにより、足の血行が良くなるだけでなく、天然のバイパス路である側副血行路が発達することも知られています。 薬物療法・抗血小板薬と言われる薬を中心に症状に応じて下記の薬を使いわけます。血管内治療・下記に示しました。外科治療・バイパス手術 |
(治療法のめやす) |
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(運動療法のポイント) |
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(薬) |
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(血管内治療) |
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日常生活ポイント |
忘れてならないことは閉塞性動脈硬化症のリスクとなる基礎疾患(高血圧、脂質異常症、糖尿病等)の管理を厳密にすることです。治療を始める前にまず禁煙しましょう。運動、食事は脂肪分、総エネルギ-量を減らす。特に高血圧、糖尿病、脂質異常症を合併している人は特に食事に注意が必要です。ストレスの改善も大事で充分な睡眠と休養をとり、ストレスをためないようにしましょう。足のケア・下記に示しました。 |
(足のケア) |
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