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CKD(慢性腎臓病)とは腎臓が何らかの原因で障害を受け、血液ろ過機能が低下する病気です。CKDは特に初期は自覚症状がほとんどありません。我が国では成人の1/8がCKDと言われています。CKDと診断されぬまま、治療を受けていない方も多くおられます。 |
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CKDの自覚症状 |
当初は自覚症状がほとんどなかったCKDですが、症状を自覚するときには、CKDは進行しています。そこでGFR値の確認することが重要です。CKDが進行すると末期腎不全となり、透析、腎臓移植が必要です。またCKDになると心血管疾患の発症や死亡のリスクが高くなります。 |
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腎機能の確認 |
CKDの治療中は定期的に検査して腎臓の状態を把握します。下記の表を用いてCKDの重症度を判断することができます。腎臓の障害の目安となる蛋白尿が増加するほど(横軸)また腎機能低下の目安となるGFRの数値が低くなるほど(縦軸)それぞれ死亡のリスク、末期腎不全へ進行するリスク、心血管疾患により死亡するリスクが高くなります。 |
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CKDの治療の目的 |
CKDは今まで述べたようにEGFRによりステージに分類され、CKDは進行性で一度腎機能が低下すると元の状態に戻ることはむつかしいと考えられます。従ってCKDの進行を遅らせることに加えて、心臓病やその先待ち受けている死亡リスクを軽減するために治療を行うことが重要です。 |
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CKDの治療について |
従来よりCKDに対して生活習慣の改善、食事療法、薬物療法が行われています。これまでは高血圧症や糖尿病を代表とするCKDの原因と考えられる疾患に対するものや、CKDによる貧血、むくみの症状を緩和するものでしたが、最近になり、CKDそのものを治療目的の適応を有するSGLT-2阻害薬が承認され、治療選択肢が増えました。 |
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SGLT-2阻害薬によるCKD治療 |
腎臓の糸球体は血液中の老廃物を取り出して尿を作るろ過装置としての役割を担っています。CKDになるとこの糸球体に過剰な負担がかかり、CKDが進行すると考えられます。SGLT-2阻害薬は糸球体の血液の入り口を正常に調節することで過剰負荷状態糸球体の負担を軽減してCKDの進行を遅らせると言われています。 |
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